けせらせら

なるようになる?

not title

がんばれという言葉はちょっと嫌だ。なんか無責任だよな。水。俺は今日から水になる。いや、水だ。俺は水だったのだ。純度100%であなたを包み込みたい。お酒でした失敗も消したくなるよう過去も全部水に流してね。バレなきゃ清純で隠し通せば誠実なの。アタ…

歯磨き粉の味がした

できないんじゃなくて しないの この部屋はもう散らかりすぎて困っちゃうな いつものパーカーとコンタクトレンズは 一体どこに行ったんだろう できないんじゃなくて つくらないの この部屋は住むにはひとりで十分だったんだな 寝る前のおやすみとその他もろ…

20161106

君がいなくなった後の部屋はやけに静かだった。 以前ある友人が言っていた、「恋愛において誰でもいいはないけど、どっちでもいいはある。」何言ってんだこいつと思った。が正直、どっちでもいいのだ。日曜日のおうし座流星群、どの方角に流れるか、なんてど…

あいつ

あいつに彼女ができたんだって この前ふたりで帰ってる所を見たって先輩から聞いて それで初めて知った あぁそうか 私は女として見られてなかったんだ 正直言うと あいつと一番仲が良い女友達は私だと思ってたし あいつ絶対私のこと好きでしょって思ってた …

悪い人

生まれ変わったら猫がいい ううん 生まれ変わるとかそんなの信じてないけど 猫に生まれればよかった あの人の足元に身体を擦りつけて 腹が減れば にゃあ とガムシロップくらい甘い声で甘えるのだ 玄関であの人の帰りを待ったり 枕元に寄り添って 気づけば抱…

死にたいなんて思わない

どうにもならないからどうにかなってしまいたい 欲だけの男 金と街 いつものホテル 嘘ばかりの女 吐くほど愛して、信じた分だけ傷ついた 僕の中に私がいて 私はあいつを許さない 私があの娘の髪を掴み 私があの娘の顔を殴れば 僕は泣きながらあの娘に謝り 誰…

空箱

幼い頃に読んだ本の最後にはいつも ふたりはいつまでも幸せに暮らしましたとさって でもね知りたいのはその続きで 掴んだ幸せの守り方を 永遠を壊さない方法を 知りたいだけなんだけど

ダンデライオン

この日は平日で、仕事終わりに席を用意していてくれた友達に迎えられると、明日は私の誕生日なのだと気づいた。学生の頃の話や次の連休の旅行の計画で盛り上がったのだけど、明日も早いから、と駅の改札まで見送られながら帰宅。こうして0時を過ぎて久しぶり…

電話相談とは名ばかりで暇な馬鹿達が入れてくるクレームの相手をするのが私の今の仕事 たらたらと老人の世間話の相手をしているとそんな日は余計に定時の17時が遠くに感じる 昔あなたと夜中に電話していたときのように気づいたら5時になっていた、なんてこと…

粋る

信号待ちの人生 今は黄、そして点滅 昨日の些細を記録することはもう無い 被写体は自身なのだ 何も羞恥をエゴティズムで覆うことはないじゃないか 肯定してくれる他者が今になっても居るとするのなら、此処でさえユートピアに感じる 選択肢は?清算は?将来…

そういうことなんだと思っていたよ

師走 早朝 霜焼けも忘れる 胃に寒さが沁みそう 嘘とか冗談とかジョークとか 餌を与える 気持ち半分 傷ついたフリをしてるよね どれが本当か誰が本物か 自分で自分がわかってない 電話も久しぶり あと2回 どうせ どうせ どうせ 信じてほしいなんて傲慢だ 些細…

単純すぎて馬鹿みたいだよ

探ったところで行きつく先は分かっていたけれど やめられないし止まらないね 「昨日のインスタの投稿 おまえそんなキャラじゃなかったじゃん」 昼は前々から読みたかった本を買って そしたらあいつに電話するんだ 「もうそんな関係じゃないの私達」口癖にな…

夜のばか

その気になって なんて その気で来られたら面倒に思うのにその気がなくなったら寂しがるんです その気がある内はまだ居られるから その気はその内なくなるんだから その気は無いよりましだと思うんです 最初から自分のものでもないのに離れていったら悲しく…

まぼろし

寂しさや不安や心細さといったものが増えるのは日ごと増える知識や経験を基準に比べる対象が増え続けるから。けどひとつひとつ自分の膝元に置いて見比べるには耐えきれなくどうにかなってしまいそう。改札を入って正面の自動販売機上段右から2番目のレッドブ…

教えてね

大丈夫かなって心配した夜も、言いすぎたかなって迎えた朝も、相手にとっては些細な日常でしかなかったりする。丁度ロックンロールは鳴り止まないを聴いて泣いていた。指輪を外した日はよく眠れたんでしょうか。発泡酒が溶けて熱は冷めない。好きって言った…

not title

今現在すこぶるいい調子で何でもできそうだが何にでもなってしまいそうな来週には無かったことになって舞台にいたことがあっても一度だって役らしい役をしたことはなかった人生が明日にはもう叶ってるそんな熱意が38度2分になって表れちゃって全くもう嫌にな…

not title

こちら側のどこからでも切れます なアレ最初から切れ目があった方が切りやすかったりする って繋げて上手いこと書こうとしたけど良いのが思い浮かびませんでした ぺろ

not title

まあ 確かに今はフリーターだしどちらかと言えば女々しいしお酒もそんなに強くはないけれど 僕はタバコも吸わないし背も高いし家も近いしいつでも会いに行ってあげるしさ 言ってくれたら君が好きなあの曲だって寝る前に弾いて歌ってあげるよ?だからそんなや…

振り向けば

振り向けば、夏。飲みかけのミルクティーとちょっとの倦怠感。錆付いた校舎と天気は晴れ時々曇りで蛇口を捻る女の子。白い制服と青いジャージは交差するみたいにそれぞれを歩いていて、そこをまだ帰らないでいた帰宅部の男子たちが教室から眺めてる。部室の…

あの二人

私は目を疑った。暗い部屋の中 枕元であなたが使うスマホの明かりが眩しくって起きた私は寝ぼけたふりをしながら彼に抱きついてそれを覗いた。夢でもなんでもなかった。あの女からの通知があった。「うん もう、大丈夫だよ。」その言葉全部を信じていたわけ…

だらしない

好意+故意+行為=恋?こんなバカみたいな方程式並べてはノートの隅の方に書き留めてみる実際、そんなわけなかったねえ俺でもいい?いや誰でもいいこの際お酒のせいにすればいいなんなら君のせいにすればいいあ、この君って一体どっちの君なんだろうねとか、な…

透き通るほど青かった

途端不安になってしまった 電車、混んでるな 何か騒がしい ああ学生か もう8月、終わるしな あの制服どこのだっけか 忘れてしまった 今頃あいつ バイトかな 大学生はまだ夏休み 俺はもうずっと夏休み そんな感じ ああちょっとお腹空いた って実はそんなに空…

ワン・ツー

午前中は本を読みながらカラカラと喉を鳴らして正午を待っていました。さっき点けたテレビには見向きもしないけど、ページをめくりながらキャスターに相槌をこくんこくんと。窓もカーテンも閉めたままの部屋に1人、ただ外から蝉の声が聞こえるだけ。分かりづ…

not title

年上が好きなの職業とかは、まああんまり気にしないけど安定して暮らせるならそれでいいかなあそう言いながら居酒屋のカウンター席でグラスの底を傾けながら眺める君君の奢りでハイボールを飲む年下の僕照明が薄暗くても隣から見る君の頬がうすら赤くなって…

リビングデッド

いつの間にか8月で、やりたい事も大してやれてないし時間はあるようで無いし、死んだように生きているというのか、生きたまま死んでいるというのか。昔、お前には人間力がないと言われたけど、はて人間力とはなんだ。さっぱり。塩気も何もない毎日だけど、き…

Q

出るわ出るわ噂と埃だらけ。知らなくていいなんてのはその事を知ってからでないと分からない。同じ失敗を、失う理由を気づけないならそうやって失い続けていればいい。都合良く何か言い訳をするなんてのはただ自分が弱いからでしかない。気づけないのは愚か…

教訓

人に与えた苦しみはいつか必ず自分に返ってくるしその場凌ぎの言葉をそのまま信じてはいけない あと人に金を貸すとなかなか返ってこない事の方が多い 日本でも意外とすぐに財布はスられる そして人に執着しすぎてはいけない 思い出を忘れられない自分もそれ…

surface

いらなくなったから捨てる というよりかは、重くなったから置いておく というような。 私があなたに教えたあの曲もあの曲もあの曲も、今度はあなたが他の誰かに、つまりは次の恋人に、教えて、 これ、いい曲だね なんて笑うんでしょうか。なんちゃって。かっ…

なんにもない

背中の裏で中指を立てる日々。小さい頃はどこか気恥ずかしくって言えなかった ありがとうございます とか ごめんなさい も今では口癖のようで、こんなことで大人になったんだなと思ってしまう、チキショー。今年で19、来年で20。還暦前のパートのババアをこ…

昨日のこと

朝から付きまとっていた違和感が確信に変わったのは雨が降り始めた時で えっと ここ、どこだろう。冷静になってみれば目が覚める、冷める。あれ、なんで優しくしてるんだっけ 錯覚。関係ないけど、コンビニエンスは便利って意味っすよ。え?いやあ大丈夫 あ…