けせらせら

なるようになる?

kemuri

遠くなる街灯 電車の音と吐いた輪っかがぷかぷかと浮かぶ いつかの湿気た煙草は何の気休めにもならなかった 自分が汚れていくほど、きっと思い出は輝いて見える 最後に見たのは背中 振り返ればいつまでも手を振っていた君はもういなくて そしてこれからも一生そうなのだろう 遠くなる歩道橋と常磐線 最後に見たのは背中 内省が浮かぶ 残ったのは苦さだけだ